2010-01-12 Tue
槇原敬之の『Listen to the Music2』を聴きながら思った。(他の歌手の曲をカバーしたアルバムです)
どの曲も、元のオリジナルの歌手の一番の歌だから、カバーには向かないんじゃないか、と。
中島みゆきだからこそ、『ファイト』が歌えるのだろうと思う。
逆に言えば、中島みゆきじゃないと、あの曲の味わいは出ない。
なぜなら、あの曲は中島みゆきというバックボーンがあってこその歌だからだ。
『ヨイトマケの唄』にしてもそうで、カバーというのは、カバーする曲にカバーする歌手の色がにじむものでないと上っ滑りになっちゃうなって。
カバーを聴きながら、元の歌を確かめたくなっちゃうようじゃダメなのね。
矢野顕子がカバーした『しようよ』。
元歌はスマップが歌っている。
スマップのを聴いていると、本当に同じ曲かと思う。
矢野顕子は歌の情景を立体的に描き出し、感じさせてくれる。
スマップのそれは歌詞をなぞっているにすぎない。
スマップにとっては比べられる相手が上すぎるが。
歌詞が台詞になり、戸惑いつつ、相手に語りかけている人物が見えてくるのだ。
槇原さんも、きっと、槇原カラーの広がる歌を見つけたら、素晴らしいカバーになると思うな。
あったかい声の素敵な人だから。
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