2010-04-18 Sun
高速道路で渋滞にはまってしまった。事故渋滞。
1キロ進むのに30分かかる。
この先10キロの渋滞という情報だ。
ガソリンが高騰しているこのご時勢に、こんな「超低速道路!」。
燃費が悪いことこの上ない。
3車線ある道路がすべて車で埋まっている様は壮観だ。
私は追い越し車線にいたので、車線変更して高速を降りるのも困難でそのまま渋滞を進んだ。
前の車はワンボックス。
4,5歳と見られる男の子二人が車の中をあっち行ったりこっち行ったりしている。
途中、ICから入ってくるパトカーのサイレンの音に大騒ぎだ。
高速道路の壁のセメントの模様をたどれる。
橋を吊るすワイヤーの数をゆっくり数えられる。
こんなに景色を楽しみながら(?)高速を走ったことはないぞ。
後ろを見ると、運転席のドアが開いた。
ドアの下を見ると、何か液体が流れ出している。
運転手さんが吐いちゃったのかなと思っていると、運転手さんは小さな男の子を抱えていた。
どうやら、トイレが我慢できなくなった子どもにそこでしーしーさせてしまったらしい。
出すものが固形物だったら大変だったろうなと、ルームミラー越しに無駄な想像をしていても、ちっとも困らないぐらい車は進まない。
………。
このやろう。
事故起こした奴出て来い!
道に立って謝罪しろ!
誰のせいで、こんなにたくさんの人が迷惑してると思ってるんだ!
と、ののしりたくなるような気分になってくる。
数時間かけて渋滞を抜け、事故現場まで到達しようとしたそのとき。
ふと横目で見ると、ICの出口と本線を区切るセメントの壁の周り一面に白い粉が広がっていた。
それを急いで掃いている作業員の人が10人ほどいた。
消火器の粉だろうか。
事故車などはすでに片付けられているが、壁には車体が体当たりしたであろう跡が黒々と残っている。
そして、壁の上にあるべきはずのガードレールはなぎ倒されて1本もない。
もしかしたら、事故の当事者はもうこの世にいないのではないか。
そう思うには充分すぎる事故現場だった。
急に何も言えなくなってしまった。
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