2009-12-31 Thu
車を運転中、眠気覚ましにガムを噛んだ、ら、ガヂンッ
と嫌な音が響いた。
不吉なものを感じつつ、口から出してみたら、あらららら…、銀歯の詰め物が取れていた。
よりにもよって、年末年始のこの時期に!
そりゃ、ないでしょー。
案の定、どこの歯医者もお正月休みに入っていて、予約すら取れない。
今のところ、しみたり、痛んだりということはないけれど、片方の歯でしか噛めないし、いつ痛み出すかと思うとハラハラしちゃう。
舌の先に当たる削り取られた歯の感触に不気味さを感じつつ、2009年は暮れてゆく。
よいお年をお迎えください。
2009-12-27 Sun
ロールケーキ作りにはまっている。行列のできるようなお店のロールケーキも食べたいのだけど、そこまで行ってる時間もないし、お金もない(笑)。
しっとり、ふんわり、ふかふか~のスポンジ生地のロールケーキを食べたくて、本やインターネットで調べた作り方を試している。
「さっくりと切るように混ぜる」
と書かれることが多いケーキ作りだけど、
「粉が混ざっても、さらに混ぜる」
と書かれているものがあり、これは何かあるぞと試したくなった。
卵と砂糖を混ぜて、電動泡だて器で5分以上泡立て、もっさりと生地が積もるまで泡立てた。
そして、そこへ小麦粉を何度にも分けて、少しずつ、少~しずつ振るっては混ぜ、振るっては混ぜを繰り返した。
粉が生地に混ざりきってからも5分以上、ボールの底をかくように何百回と混ぜた。
すると、いつもは反物が左右に折れて畳まれるように落ちていく生地が、てんぷらの生地みたいにさらさら~と垂れて、積もることなく落ちていった。
これでいいの?
と、今までとのあまりの違いに驚きつつ、オーブンへ。
12分焼いて、指で押してみる。
凹んだところがふっくら戻ってきたので、焼き上がり~。
紙の上にひっくり返して冷ました。
冷えたら、生クリームを一面に塗って、バナナとイチゴを散らした。
(イチゴは高いので、1センチ角ぐらいに刻んで、ちょっぴりをたくさんに見せた)
くるくる~と巻いたときに、まったく生地が割れなくて、びっくり!
生地が柔らかいのです。
う~ん、これはおいしそう!
一晩おいて、翌日のおやつに食べた。
う、
う、
うまいっ!
ふ~んわり、やわらか~。
こんなスポンジが一般家庭で焼けるなんて、感激!
それに味を占めて、今日も焼いた。
忘年会に持っていく予定。
家でおいしいのが焼けるのって、うれしいなぁ。
2009-12-12 Sat
今朝、家族Cが朝ごはんを食べながら、「弁当(用意して)なんて無理だよね…?」
と、ぼそっとつぶやいた。
家族Cは今日、休日出勤なのだ。
いつもは社員食堂でお昼を食べているのだが、土曜日だから食堂がやっていないのだろう。
それはわかるけど、もう時間ないよ。
用意できないでしょ。
と思いつつ、私の頭は冷蔵庫の中身を検索しだした。
お弁当用の冷凍食品もないし、すぐ使える食材もない。
野菜はそのまま入っているから、皮をむいて、刻んでと一からやることになる。
やっぱり、時間が足りない。
でも、まあ、見るだけ見てみるかと冷凍庫を覗くと、ブタの薄切り肉が3枚、ラップにくるまれて冷凍されているのを見つけた。
あ、そういえば、たまねぎの使いかけがちょこっとだけあったな。
豚肉とたまねぎ炒めて、焼肉のたれをからめれば…。
と考え出したら、急に体が動き出した。
豚肉を電子レンジにかけて解凍。
そのあいだに、卵を割って、お砂糖とおしょうゆを入れて、フライパンへ。
くるくる巻けば、卵焼きのできあがり~。
レンジが解凍までの残り時間を4分と表示しているのを横目で見て、たまねぎとピーマンを刻む。
解凍の終わったお肉を切って、卵焼きを焼いたフライパンをさっと拭いて焼き始める。
たまねぎ、ピーマンも加えて、火が通ったら、焼肉のたれをかける。
このままだと味が薄そうだったので、片栗粉をぱらぱらとふりかけて、とろみをつけた。
完成~
もう二品できちゃった。
家族Cは、まだご飯を食べている。
なんて、素早いの!ワタクシ!
よく、テレビや雑誌で「朝15分でできるお弁当」とかという特集をやっているが、自分には無理だな~と思っていた。
ご飯を食べ終わった家族Cに、お弁当箱にご飯を詰めてもらいながら、昨日の残りのきんぴらを温めて、卵焼きのとなりに入れた。
おお~、10分ちょっとでできたお弁当には見えない。
色は地味だが、ご飯に合うぞ、これは。
今朝は二回洗濯しなくちゃいけなかったので、ちょっと気が重かったのだが、このお弁当マジック(?)で気分はるんるん。
やれば、できるんだなぁ。
2009-12-08 Tue
電車を降りてバス乗り場へ歩いていた。荷物を抱えた70代ぐらいの女の人から、
「ちょっと、ちょっと! そこの人!」
と声をかけられた。
声をかけられたと言っても、最初は誰か別の人を呼んでいるのだろうと思っていた。
後ろからぐいっと腕を引っ張られて、私を呼んでいるのだとわかった。
なんだ、この人?と思っていると、風呂敷に包まれた一抱えはある荷物を
「これね、持ってね」
と、私の胸に押し付けてきた。
私はバッグ一つ持っていただけだったので、その荷物を持つことはできるのだが、こういうときはふつう「すみませんけど…」とか「お願いしてもいいですか?」とかと断ってからお願いするものだろう。
まったく礼儀を知らない女だなと、一瞬、むっとした。
きっと、表情にもそれが表れたのだろう。
その女性は、
「ごめんなさいね、この先に階段があるでしょ。そこを上がるのに、荷物を両方持っては無理だから」
と、ちょっと頭を下げた。
おばさんはもう一つ、スーツケースほどの大きさのバッグを持っていた。
スーツケースのようにタイヤもないから、全力で持ち上げないと運べないのはすぐわかった。
まあ、別に急いでいるわけではないからいいか、と諦めて風呂敷包みを受け取った。
階段は途中に踊り場があり、10段ほど登ると踊り場、また10段ほど登ると踊り場と続く。
荷物がなくても息が切れる。
おばさんにはこっちを持ってもらって、私がもう一つの荷物を持った方がいいんじゃないかと思ったりもしたが、突然声をかけてきた見ず知らずの人にそこまでする必要はないだろうと、そのまま階段を上がった。
上がりきって、おばさんの示すバス乗り場の番号の所まで行くと、おばさんは荷物を受け取り、突然、私の手を握った。
感謝の握手かと思いきや、何か握らされたことに気づいた。
500円玉だった。
「え? こんなの受け取れませんよ」
「いいのよ、いいのよ、荷物持ってもらったんだから」
「いや、でも…」
とその後は、レストランの会計の際に「あたしが」「いいえ、あたしが」と譲らないおばさんどうしのようになってしまった。
そして、おばさんが、
「いかん、いかん、もらってもらわんといかん」
と私の手をおにぎりのように握って、
「もらってちょうだいね」
と手に力を入れた。
「はい…、ありがとうございます」
納得しかねる私に、
「こっちこそ、ありがとね」
と、おばさんはそのとき初めて笑った。
その顔を見たら、まあ、いいかとポケットに500円玉を入れた。
おばさんとはそこで別れた。
歩きながら、お金を差し出されるまでの文句たらたらだった自分とお金を出された瞬間の自分の落差を思い出した。
お金を出されて戸惑ったけれど、やっぱりうれしく、それまでおばさんに対して「なんだ、この人」と思っていた自分が恥ずかしくなった。
でも、お金を出されたことでそう感じる自分もどんなもんなのかなと思った。
学生時代の話である。
しばらく500円玉は使わないままだったが、今残っていないってことはどこかで使ったのだろう。
全然覚えてないけど。
2009-12-03 Thu
長年使ってきた厚手の鍋が寿命を迎えそうなので、新しく買う鍋を検討しはじめている。今使っているのは、ル・クルーゼ。
弱火でことこと味を含める料理がとってもおいしくできる。
が、フランス直輸入というのが安かったので飛びついて買っちゃったのがいけなかった。
フランスと日本では気候が違う。
日本の湿気に負けて、ここ数年はさびとの闘いであった。
鍋本体はなんでもないんだけどね、縁のところが錆びちゃったの。
ふたの縁のところも同じように錆びてしまい、ついでにりんごを大量のお砂糖で煮て、カラメル状にまで煮詰めてしまったので、鍋自体が傷んでしまった。
次は日本仕様にさび止めの施されたル・クルーゼを買おうと思っていたのだが、クリステルという鍋も気になりだした。
ル・クルーゼは優秀な機能とともに、重さがその特徴で、重いからこそ熱を閉じ込められるんだけど、私には重過ぎる。
一度、スープを濾そうと鍋を斜めにして濾し器を通そうとしたら、重さに耐えられず、そのまま台所にぶちまけてしまったことがある。
2時間も煮込んだスープだったのに…。
次に買うなら、今よりワンサイズ上の大きさの鍋がほしいと思っているので、今以上に重いル・クルーゼは残念ながら持てない。
で、お店に出かけていって、あれこれ鍋を眺めてみることにした。
お目当てのクリステルを見つけ、24センチの直径だとうちのガス台には大きすぎるかなと鍋を持ち上げたり、他のサイズのと比べたり、あっちこっち鍋を移動させていた(迷惑な客)。
ごそごそしている客を見つけ、店員さんがやってきた。
「どんなお鍋をお探しですか?」
と言われるので、今までの経緯をかいつまんで話した。
すると、店員さん、
「これはいかがですか?」
とgeo(ジオ)という鍋を紹介してくれた。
なんでも、料理研究家の服部幸應さんがプロデュースしたものでそうで、水はほとんどなしで野菜などを茹でられる。
ということは密閉具合が高いということですな。
さらに、持ち手が熱くならない。
同じシリーズの鍋なら、重ねてしまっておける。
などなど…。
ふ~む、こんな鍋があるのか。
そして、次に教えてくれたのはビタ・クラフト。
これは聞いたことあるし、知り合いが使ってたな。
なんでも、鍋が5層の金属でできていて熱効率がいい。
さらに9層のものもあって、フライパンだと逆に熱をためすぎて慣れるまで焦がしてしまいやすい、とか。
「いろんなのあるんですねぇ」
と聞いていたら、
「こんなのもありますよ」
とドイツのWMFという鍋を紹介してくれた。
これは商品自体はお店においてなかったのだが、どれだけいいかというのをお店の人が熱く語ってくれた。
そして、カタログをカラーコピーしてくれた。
こんなに熱心に教えてくれる店員さんに、何も買わずに帰るのもなんだなと思いながら、でも、店員さんも台所道具の話をしているのがとっても楽しいようで、「一番納得のいくものをお買い上げください」と笑顔。
売らんかなという態度は微塵もない。
どの鍋も機能的でいいなぁ。
デザインで選ぶのもいいし。
あ~、決められない。
鍋レンタルがあればいいのに。
実際に使って試して決めたいところだ。
また、しばらく鍋探しの旅が続く。
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